実家じまいは何から始める?最初の3ステップと失敗しない進め方

「実家じまい、そろそろ考えなきゃ…」

そう思いながらも、何から手をつけていいかわからず、結局そのままになっていませんか?

親が元気なうちに話し合いたいけれど、切り出し方がわからない。すでに親が亡くなって、膨大な荷物を前に途方に暮れている。遠方に住んでいて、なかなか帰省できない——。

その気持ち、よくわかります。

私たちカタヅケにも「何から始めればいいですか?」というご相談が毎日のように届きます。

この記事では、実家じまいの最初の3ステップと、状況別の進め方、費用の目安までまとめてお伝えします。読み終わる頃には、「まずこれをやればいいんだ」という道筋が見えているはずです。

実家じまいで何から始めるか考える親子

実家じまいで最初にやるべき3つのこと

「何から始めればいいの?」という方に、まずは結論からお伝えします。

実家じまいで最初にやるべきことは、次の3つです。

でも、親には親の理由がある。それを理解した上で、焦らず少しずつ進めることが大切です。

実家じまいの最初の3ステップ
・ステップ1:家族で「実家をどうするか」話し合う
・ステップ2:実家の現状を把握する(物量・建物・土地)
・ステップ3:大まかなスケジュールを決める

順番に見ていきましょう。

ステップ1:家族で「実家をどうするか」話し合う

まず最初にやるべきは、家族での話し合いです。

「売る」「貸す」「誰かが住む」「解体する」——選択肢はいくつかありますよね。

ただ、この話し合いがなかなかむずかしい。

親が元気なうちは「縁起でもない」と話を切り出しにくいもの。かといって亡くなった後では、兄弟間で意見が食い違うこともあります。

先日ご相談いただいた名古屋市のS様も、こうおっしゃっていました。

「母が亡くなってから、姉と私で意見が合わなくて…。姉は『思い出があるから残したい』、私は『維持費がかかるから早く処分したい』。結局1年以上何も進まなかったんです」

こうした状況を避けるためにも、できれば親が元気なうちに、ざっくりとでも方向性を話し合っておくことが大切です。

「お父さん、将来この家どうしたい?」と、雑談のなかでさりげなく聞いてみるだけでも違いますよ。

ステップ2:実家の現状を把握する

方向性が見えてきたら、次は現状把握です。

具体的には、以下の3つを確認しましょう。

1. 荷物の量

帰省したときに、ざっと見渡してみてください。押し入れやクローゼット、納戸、物置——意外な場所に大量の荷物が眠っていることも多いです。

「うちはそんなに物がない」と思っていたお客様が、実際に片付け始めたら2トントラック3台分あった…なんてことも珍しくありません。

2. 建物の状態

築年数、雨漏りの有無、設備の状態などを確認します。売却するにしても解体するにしても、建物の状態によって費用や進め方が変わります。

3. 土地の権利関係

登記簿謄本を取り寄せて、名義が誰になっているか確認しておきましょう。

亡くなった祖父母の名義のままになっていた、というケースも意外と多いんです。名義変更(相続登記)は2024年4月から義務化されていますので、早めに確認しておくことをおすすめします。

ステップ3:大まかなスケジュールを決める

最後に、大まかなスケジュールを決めましょう。

「いつかやる」だと、いつまでも進みません。

たとえば「来年の春までに荷物を片付ける」「再来年の固定資産税の通知が届く前に売却を完了させる」など、区切りを設けておくと動きやすくなります。

特に相続が絡む場合は、期限が決まっているものもあります。

片付けよりも大切なのは、親子の関係です。物は後からでも片付けられますが、傷ついた関係を修復するのは簡単ではありません。

相続に関わる期限に注意!
・相続放棄:死亡を知ってから3ヶ月以内
・準確定申告:死亡を知った日の翌日から4ヶ月以内
・相続税の申告・納付:死亡を知った日の翌日から10ヶ月以内
・相続登記:相続を知った日から3年以内(2024年4月義務化)

荷物であふれた実家の様子

そもそも「実家じまい」とは?全体像を把握しよう

ここで改めて、「実家じまい」とは何かを整理しておきましょう。

実家じまいの定義と範囲

実家じまいとは、親が住んでいた(または住んでいる)実家を整理・処分することを指します。

具体的には、次のような作業が含まれます。

・家財道具の片付け・処分(生前整理・遺品整理)

・不用品の買取・廃棄

・思い出の品の仕分け

・家屋の売却、賃貸、解体

・土地の売却、活用

・各種届出・手続き

「実家の片付け」というと荷物の整理だけをイメージしがちですが、実家じまいは建物や土地の処分まで含めた一連の流れを指すことが多いです。

実家じまいにかかる期間の目安

「どのくらい時間がかかるの?」という質問もよくいただきます。

正直なところ、ケースバイケースです。

荷物の量、建物の状態、相続の有無、家族間の意見調整——さまざまな要因で変わります。

ただ、目安としてお伝えすると、片付けだけなら1日〜1週間売却や解体まで含めると半年〜1年以上かかることも珍しくありません。

私たちの経験上、「思っていたより時間がかかった」という声が圧倒的に多いです。

特に遠方に住んでいる方は、帰省の回数も限られますよね。だからこそ、早めに動き出すことが大切なんです。

実家じまいについて親子で話し合う様子

【状況別】親が元気なうちと亡くなった後で変わる進め方

実家じまいの進め方は、親御さんの状況によって大きく異なります。

ここでは「親が元気なうち」と「親が亡くなった後」の2つのケースに分けて解説します。

親が元気なうちに始める場合(生前整理)

親が元気なうちに実家じまいを始められるなら、それがベストです。

理由は3つあります。

1. 親の意思を直接確認できる

「これは残しておきたい」「これはもう処分していい」——親自身の意思を聞きながら進められるのは、大きなメリットです。

遺品整理では「捨てていいのかわからない」と悩む方がとても多いのですが、生前整理ならその心配がありません。

2. 時間に余裕がある

亡くなった後は、相続手続きの期限や、空き家の維持費の問題で、焦って進めなければならないこともあります。

元気なうちなら、時間をかけて少しずつ進められます。年末年始やお盆の帰省ごとに、少しずつ片付けるご家庭も多いですよ。

3. 親の「終活」として前向きに取り組める

「子どもに迷惑をかけたくない」と考える親御さんは少なくありません。

「一緒に片付けよう」と声をかけると、最初は渋っていた親御さんが、次第に前向きに取り組んでくれるようになった——そんなケースを私たちは何度も見てきました。

親が亡くなった後に始める場合(遺品整理)

親が亡くなってから実家じまいを始めるケースも、もちろん多いです。

ただ、いくつか注意点があります。

1. 気持ちの整理がついていない段階での作業になりがち

大切な人を亡くした直後は、心の余裕がありませんよね。

それでも「四十九日までに」「相続手続きの期限までに」と、期限に追われて片付けなければならないこともあります。

そんなときは、無理をせず、プロの力を借りることも選択肢に入れてください。私たちカタヅケでは、お客様の気持ちに寄り添いながら、思い出の品を一つひとつ丁寧に仕分けさせていただいています。

2. 「捨てていいのかわからない」問題

親に確認できない以上、「これ、大事なものだったのかな…」という迷いが生じます。

おすすめは、「判断保留ボックス」を用意すること。迷ったものはいったんこの箱に入れておいて、後日改めて判断する。これだけで、作業がぐっとスムーズになります。

3. 兄弟間での意見調整が必要

「誰が何を引き取るか」「費用はどう分担するか」——兄弟間での話し合いが必要になります。

この点については、別の記事で詳しく解説していますので、参考にしてみてください。

生前整理と遺品整理の比較

項目親が元気なうち(生前整理)親が亡くなった後(遺品整理)
親の意思確認直接確認できる確認できない
時間的余裕余裕がある期限に追われやすい
精神的負担比較的軽い大きい
費用面計画的に進められる急な出費になりやすい
兄弟間調整親を交えて相談可能兄弟だけで決める必要あり

「何から手をつけていいかわからない」「一人で進めるのは不安」という方は、まずは無料相談だけでもお気軽にどうぞ。電話でもLINEでも、お気持ちをお聞かせください。一人で抱え込まなくて大丈夫です。

実家じまいの費用を計算するイメージ

実家じまいにかかる費用の相場と内訳

「実家じまいって、いくらぐらいかかるの?」

これは私たちがよくいただくご質問です。

結論から言うと、実家じまい全体では100万円〜300万円程度かかるケースが多いです。

ただし、これは片付け・解体・売却すべてを含めた総額。

内訳を見ていきましょう。

片付け・遺品整理の費用目安

片付け・遺品整理の費用は、間取りと物の量によって変わります。

間取り別の片付け費用目安

間取り作業時間目安費用目安
1K〜1DK2〜3時間5万円〜8万円
2LDK3〜4時間9万円〜12万円
3LDK4〜6時間12万円〜18万円

※物量や状況によって変動します。詳しくは料金ページをご覧ください。

私たちカタヅケでは、見積もり金額で確定、追加料金なしの明朗会計。

「思っていたより高くついた…」という心配がないので、安心してご依頼いただけます。

建物の解体費用

建物を解体する場合は、別途解体費用がかかります。

木造住宅の場合、坪単価3〜5万円が相場。

30坪の家なら、90万〜150万円程度が目安です。

ただし、以下のような条件があると、費用は上がります。

・鉄骨造やRC造の建物

・アスベストが使われている

・道路が狭くて重機が入れない

・浄化槽や井戸がある

解体するかどうかは、土地の売却価格とのバランスで判断することになります。

不動産会社に相談して、「古家付きで売る」か「更地にして売る」か、どちらが有利か確認してみてください。

費用を抑える3つのコツ

「できるだけ費用を抑えたい」という方に、いくつかコツをお伝えします。

1つ目は、自分でできる部分は自分でやること。

たとえば、明らかなゴミは自治体の回収に出す、衣類は自分で仕分けしておく、といった作業を事前にやっておくと、業者に依頼する物量が減り、費用も下がります。

2つ目は、買取できるものは買い取ってもらうこと。

家電、家具、工具、ブランド品などは、状態が良ければ買取価格がつくことがあります。

私たちカタヅケでは、グループ会社のウレルヤと連携して、片付けと同時に買取査定もできます。

3つ目は、複数の業者から見積もりを取ること。

相場を知るためにも、2〜3社から見積もりを取ることをおすすめします。

ただし、安さだけで選ぶと、後から追加料金を請求されたり、雑な作業をされたりするリスクも。

「明朗会計かどうか」「思い出の品を丁寧に扱ってくれるか」も、業者選びの大切なポイントです。

実家じまいの失敗に悩む様子

よくある失敗パターンと回避するコツ

私たちはこれまで数百件の実家じまいをお手伝いしてきました。

その中で、「こうしておけばよかった」という後悔の声も、正直たくさん聞いてきました。

よくある失敗パターンを知っておくことで、同じ轍を踏まずに済みます。

失敗1:家族に相談せず一人で進めてしまった

「兄弟に相談するのが面倒で、自分一人で片付けを始めたら、後から大揉めになった」

これは本当に多い失敗パターンです。

「勝手に捨てた」「私にも欲しいものがあったのに」——そんな不満が、兄弟関係に亀裂を入れてしまうことも。

最初に家族全員で話し合い、「何を残すか」「誰が何を担当するか」を決めておくことが大切です。

失敗2:思い出の品を確認せずに処分してしまった

「早く片付けなきゃ」と焦るあまり、中身を確認せずに処分してしまい、後から「あの中に大事な物があったのに…」と後悔するケース。

特に多いのが、押し入れの奥や引き出しの中

通帳や権利証、写真やアルバム、宝飾品などが入っていることがあります。

私たちカタヅケでは、処分する前に必ずお客様に確認し、思い出の品は一つひとつ丁寧に仕分けしています。

失敗3:先延ばしにして空き家のまま放置した

「いつかやろう」と思いながら何年も放置し、その間に建物が傷んで売却価格が大幅に下がった…というケースも少なくありません。

空き家は放置すると、雨漏りや害虫・害獣被害、雑草の繁茂など、状態が急速に悪化します。

さらに、2015年の「空家等対策特別措置法」により、管理不全の空き家は固定資産税の優遇が外される可能性も。

「いつか」ではなく、「今年中に」と期限を決めて動き始めることをおすすめします。

カタヅケのスタッフがお客様と相談しているシーン

最初に相談すべき相手の選び方

「実家じまいを始めたいけど、誰に相談すればいいの?」

実家じまいには、いろいろな専門家が関わります。

状況によって、最初に相談すべき相手は変わってきます。

「まずは片付けから」という方は片付け業者へ

「物が多すぎて、売却するにもまず片付けないと…」という方は、私たちのような片付け・遺品整理の専門業者にご相談ください。

片付けを進める中で、「この後どうすればいいか」のアドバイスもできますし、不動産会社や解体業者の紹介もお手伝いできます。

私たちカタヅケでは、お客様の状況に合わせて、最適な進め方を一緒に考えます。

「何から始めればいいかわからない」という段階でも、出張見積もり無料でご相談いただけます。

「売却を検討している」という方は不動産会社へ

「売却するかどうか迷っている」「いくらで売れるか知りたい」という方は、地元の不動産会社に相談してみてください。

査定は無料でやってくれるところがほとんどです。

「古家付きで売る」か「更地にして売る」か、どちらが有利かも相談できます。

「相続が絡む」という方は士業へ

相続放棄を検討している場合や、相続人の間で揉めている場合は、弁護士や司法書士に相談しましょう。

相続税が心配な場合は、税理士への相談もおすすめです。

初回相談無料の事務所も多いので、「まずは話を聞いてみたい」という段階でも気軽に問い合わせてみてください。

実家じまいについてのよくある質問

よくある質問

実家じまいにはどのくらいの期間がかかりますか?

片付けから売却・引き渡しまで含めると、半年〜1年程度が一般的です。相続が絡む場合や、兄弟間で意見がまとまらない場合は、2〜3年かかることもあります。早めに動き始めることで、余裕を持って進められます。

親が元気なうちに実家じまいを始めてもいいですか?

むしろおすすめです。親と一緒に「残すもの」「手放すもの」を決められるので、後悔が少なくなります。「片付け」ではなく「生前整理」「大事なものの確認」として提案すると、親も前向きに話を聞いてくれることが多いです。

遠方に住んでいて、頻繁に実家に行けません。どうすればいいですか?

遠方の方こそ、プロの力を借りることをおすすめします。私たちカタヅケでは、常時立ち会い不要で作業を進められます。LINEやビデオ通話で仕分けの確認をしながら進めることもできますので、お気軽にご相談ください。

兄弟で意見が合わないのですが、どうすればいいですか?

まずは「何をどうしたいか」をそれぞれ書き出して、共有するところから始めてみてください。第三者(親戚やプロなど)を入れて話し合うと、冷静に進められることも多いです。詳しくは兄弟で揉めない実家の片付け方の記事もご覧ください。

片付け業者に依頼すると、費用はどのくらいかかりますか?

間取りや物量によって異なりますが、カタヅケでは2LDKで約9万円〜12万円が目安です。出張見積もり無料、見積もり金額から追加料金なしの明朗会計なので、安心してご依頼いただけます。詳しくは料金ページをご覧ください。

片付け後のきれいな実家のリビング

まとめ

「実家じまい、何から始めればいいのか」——その答えをお伝えしてきました。

この記事のポイント
・最初にやるべきは「家族での話し合い」「現状把握」「スケジュール決め」の3つ
・親が元気なうちに始めると、一緒に判断できてスムーズ
・費用は片付けで5万〜18万円、全体で100万〜300万円が目安
・「先延ばし」「一人で進める」「確認せずに処分」が失敗のもと
・困ったら、状況に合った専門家に相談を

実家じまいは、物を整理するだけでなく、思い出と向き合い、家族の関係を見つめ直す機会でもあります。

大変なことも多いですが、終わったときには「やってよかった」と感じる方がほとんどです。

「そろそろ始めなきゃ」と思っているなら、この機会に一歩踏み出してみませんか? 一人で抱え込まなくて大丈夫です。私たちがお手伝いします。

まずは無料相談から始めてみませんか?

「一人で抱え込まなくて大丈夫です」——私たちカタヅケは、お客様の気持ちに寄り添いながら、大切な思い出の品を一つひとつ丁寧に仕分けします。 見積もり無料、追加料金なし。365日対応で、お客様のご都合に合わせて柔軟にスケジュール調整いたします。

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